斯波 純一

俺の誕生日は 八月二十五日
俺の血液型は O型
俺の好きな食べ物は 牛鍋
俺の苦手な食べ物は 甘い物
我が家の家紋は 五七桐
俺がいつも外出時に着用している帽子は パナマ帽
俺がいつも吸っているものは 紙巻き煙草
俺の私室には動物の置物が置いてある。何の動物
俺の会社は何と言う名前 大道洋行
俺の秘書をやっている者の名前は 山崎
俺が貿易以外で手がけている事業 孤児院
俺が事業家として大成する礎となった事業 北海道の開拓事業
俺があなたの唇を奪ったのは 車の中
お姫さんと俺が初めて結ばれた場所は 百合子の部屋
俺があなたと初めて出会った場所は 箱根のホテル
俺があなたと初めて出会った時、くれた物は 白い手巾
俺があなたに初めて贈った物は 真珠のネックレス
初めてお姫さんと築地の靖養軒ホテルで食事をしたときは 牛肉
新月の夜に俺の家で開いた夜会の余興は 百物語
以前、うちで開いた夜会は月の(中略)月齢は 新月
あなたの母上の尊兄の名前は 一清
お姫さん、あなたの父上のお名前は 康之
あなたの母上と、ご友人の鏡子夫人はどんな間柄 学生時代の友人
あなたと料亭を訪れた鏡子夫人が、逢引きしていた相手 田辺
鏡子夫人の私室にはあるものがたくさん飾られている。それは 人形
奥方様が亡くなった後、あなたの実家に残っていた使用人は 四人
俺の求婚をないがしろにして、見合いをした相手 飯田勝家
銀座や浅草の百貨店でやってはいけないこと 土足履き
博覧会や戦勝記念など(中略)花や電飾で飾られた路面電車 花電車
大正二年に誕生した、未婚女性のみで構成された劇団 宝塚唱歌隊
大正三年三月、東京で大きな催し物が実践された 東京大正博覧会
髪を切り、派手な洋装に身を包んだ最先端ファッションを好む女性 モダンガール
大正四年頃から東京・銀座で流行りだしたもの 銀ブラ
大正七年、米の値段が高騰したことを機に全国が混乱した事件 米騒動




 

瑞人

僕の誕生日 三月十五日
僕の血液型 B型
僕の好きな食べ物は
僕の苦手な食べ物 コオルドビイフ
僕の得意とする絵は 油画
僕が一番なりたかったものは 画家
僕がお前への恋心をはっきりと自覚したのは 百合子の髪を洗った時
僕とお前が初めて接吻した場所 野宮家の玄関
僕と初めて愛し合った場所 瑞人の部屋
百合子の身体の中で、僕が好きなところは
事件が起きたあの夜会は開かれたのは、何の日 百合子の誕生日
僕が羽織り姿で出席しなかったのは 百合子の誕生会
僕があの成金に持たせようとした土産は 茄子と胡瓜
屋敷の中で僕がよく昼寝に使っていたお気に入りの場所
『忘れ物』だと言って、芸妓が僕に寄越した物 鼈甲のかんざし
天海夫人の食事会の後、口直しに僕が頼んだものは 焼き魚
お前と二人で銀座に出かけた時、僕に声をかけてきた人 妓楼の女将
昔、僕の馴染みだった芸妓は 小桃
僕の実の父親は 白川伯爵
巴里に渡った後、僕の描いた絵の中で最も評判となった 夜色の髪
巴里で画家になった僕は周りの人から何と呼ばれていた ヴィコント野宮
お前のお母様の形見の品は 懐刀
僕らの母親だった繁子の旧姓は 石川
僕らの母・繁子(中略)実家の爵位は 伯爵
お母様が亡くなった時、寝台を埋め尽くしていた花は 桔梗
お前が蔵で見つけ、事件の手がかりとなったもの 繁子の日記
華族である僕らの家がかつて家業にしていた 華道
明治四十二年に運航を開始し、大正時代に環状線となった 山手線
大正八年、乳酸飲料として日本で初めて発売された カルピス
大正十四年に東京放送局が始めたものは ラジオ放送
大正三年に駒沢に作られた競技施設 ゴルフ場
大正時代の二大国民病は結核と 脚気
大正七年から八年頃、スペイン風邪が流行ったことで普及した マスク
大正時代、東京で一番の盛り場と言ったら 浅草




 

真島 芳樹

俺の誕生日は 六月二十五日
俺の血液型は B型
俺の好きな食べ物 林檎
俺が苦手なもの
俺の本名は
俺の実の父親は誰 石川一清
俺の育ての親の名字は 浜田
俺が子供の頃飼ってた動物は
俺があなたとはほど遠いと称したもの ナデシコ
夜会から逃げ出そうとしたあなたが、飛び移ろうとした木 ケヤキ
俺が作っていた畑であなたが自分の手で収穫した野菜 胡瓜
あなたに初めて告白された時、俺がとった行動は 逃げた
家出したあなたが名乗っていた名前は 村瀬ともこ
家出した百合子が就いた職業は カフェの女給
家出して女給になったあなたがカフェで仲良くなった同僚 光子
あなたとの関係を告げた時激高した康之子爵が手にしたもの 拳銃
俺の背中の傷は誰に付けられたものか 野宮康之
夫婦になると決めた時、俺は自分のことを何と呼べと 芳樹さん
上海を根城にする地下組織の名は 青幇
暴漢に襲われたあなたを(中略)赤い花のお茶。花の名前は メイクイ
百合子の誕生日に屋敷の庭園に咲く花 緋牡丹
あなたの母・繁子の娘時代に(中略)お付き女中は 梅や
あなたの母・繁子の日記はいつ頃書かれたもの 二十五年前
あなたの母・繁子の実家である石川家。別荘の管理人の娘の名 よしや
天海夫人の家は何の商売をしている 酒問屋
三郎はあの事件の何年前からあなたの実家に仕えてた 二年ほど前
あの事件が起きた夜会が開かれたのは何曜日 日曜日
政府の方針により導入された(中略)大正三年百パーセントに 尋常小学校の就学率
『大正の三大洋食』と言えば、コロッケ、トンカツと ライスカレー
大正元年に(中略)森田五郎が発明した家庭用楽器 大正琴
大正九年に設立された『日本運動協会』により始まった競技 職業野球
天海夫人のように、髪を内巻きカールさせる髪型 耳かくし
大正五年頃、男性の間で流行した髪形は オールバック
毎年一回世界各国で行われる風習で、日本でも大正五年頃から エイプリルフール




 

藤田 均

   
私の誕生日はいつでしょうか? 十月二十九日
私の血液型は AB型
私の好物は チョコレエト
私の苦手な食べ物は 酢の物
私の父の職業は マドロス
心配性の私に、姫様がつけたあだ名 すっぽん
姫様の体で、私が執着しているところ
姫様の家にお仕えする前、私はどこで働いて 料理屋
私は何をするために姫様の家に雇われた 百合子のピアノ教師
私にピアノを教えてくれたのは 藤田の母
私の母にピアノを教えたのはどこの国の人 仏蘭西
姫様のお誕生日を祝う夜会の前に、私がお渡しした包みには チョコレエト
厨房の者の代役で夕食と作っていた時、身に付けていた 割烹着
厨房の者が休んだ時私が姫様と殿様にお作りした夕食 平目の煮付け
奥方様がお隠れになり(中略)私がピアノで弾いた曲 子犬のワルツ
私と姫様が初めて口付けをした場所 玄関
私と姫様が初めて結ばれた場所は 百合子の部屋
私が銃口から姫様をお守りししたとき、銃弾は 左腕
姫様と結婚して、私が始めた仕事 ピアノ教師
新居で私が姫様に作って差し上げた料理 ビフテキ
姫様の屋敷の厨房担当だった女中 アキ子
姫様の実家の蔵は何階建て 二階
姫様の実家のお部屋にあった家具は寝台と 鏡台
三郎がいつも首からぶらさげているもの 手ぬぐい
三郎が姫様の実家に来る前に勤めていたのは 天海家
鏡子様の旦那様のお名前 天海栄太郎
鏡子様のお父上のお名前 天海正平
『ドン』の愛称で親しまれている、正午を知らせる合図 空砲
大正の浮世絵師と呼ばれ、長崎十二景、女十題など 竹久夢二
浅草十二階の正式名称は 凌雲閣
大正元年に日本で初めて誕生したもの タクシー
明治後期から大正の初めに、女学生の間に流行した服装 幅広リボン
明治四十五年に創刊して大人気を博している少女向け雑誌 少女画報
社会に進出して働いている女性のことを何と呼ぶ 職業婦人




 

尾崎 秀雄

俺の誕生日はいつだ 十二月一日
俺の血液型 A型
俺の好物は 刺身
俺の苦手な食べ物は 苦手なものはない
尾崎家の爵位は次のうちどれにあたる 男爵
俺の所属していた軍と、階級 陸軍少尉
俺が子供の頃、お前の両親から貰ったのは オシドリ
俺が飼っていた鳥の種類は ブンチョウ
俺とお前が初めて接吻した場所 河原
俺とお前が…、初めて愛し合った場所は 浅草の待合
俺と一緒にオペラを観に出かけた場所は 浅草
俺と一緒に観たオペラの演目は 天国と地獄
お前と二人でオペラを見た後、俺と喧嘩沙汰になった 中川
蔵で三郎に襲われかけた時、俺は頭になにをかぶっていた 何もかぶっていない
かつて俺には親同士の決めた婚約者がいたが、名前は 白田佐和子
俺が赴いた戦地は 西比利亜
俺の今の職業は 鳥類研究所の所長
俺と百合子の第一子の名前は 秀一
鳥の研究で南の島へ行った際、実家にあずけた子供の歳は 二歳
南の島の夜、天幕の中でお前が噛んだものは 手ぬぐい
実家にいた頃、お前が外へ働きに出なかった理由 華族だから
お前の実家の爵位は 子爵
女探偵として依頼を受けるようになったお前の本業は 編集者
お前の母方の祖母の名は 徳子
お前の母親の名 繁子
月に一度強くなるお前の身体の香りは 百合
天海夫人の食事会で出されたものとは 虎の肉
大正三年、丸の内に完成した駅は 東京駅
大正三年に初めて日本に輸入されたもの 電熱アイロン
大正三年に開催された東京大正博覧会(中略)登場した乗り物 エスカレータ
大正七年から十一年にかけて、露西亜革命に干渉する目的で 西比利亜出兵
大正九年に初めて輸入販売され、広く親しまれている医薬品 メンソレータム
浅草十二階が開業した年は 明治二十三年
大正七年、ぱなま丸によって(中略)世界一周旅行の値段 壱千五百円
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