全エンディングを回収するルート
「なんでもない日」一章五話:中に入る or ドアを閉じる。ドアを閉じると、今までの女中と同じようにクビになるエンディング。
「灰は灰に、塵は塵に」三章三話:衣装部屋に行く or 周の部屋に行く。周の部屋を選ぶと、卑しいと非難されてクビに。数十年後、あの家にいればアーティストになれたけど、(現実が上手くいかないから)死ぬ時だけでもあの家でアーティストとして死のうと決意する壱子の焼身自殺エンド。テロリストや通り魔はこんな感じで生まれるのかな? と。
「PANDORA’S BOX」三章三話:ハサミを受け取る or 受け取らない。受け取ると、刺してみたくてたまらない→宗助に見られてクビに→屋敷を出て数十年後、娘と夫と再訪して、宗助(庭師のまま)と会うエンディング。
「実を結ぶ人生」三章四話:アリアの話をする or スイの話を聞く で、スイの話を聞く。あとはスイを手籠めにして振り回せばOK。スイと恋人になり、レストランオーナーと雑誌編集者に。
「また来る夏」四章五話:買い物リストを見る or お金を確認する。お金を確認すると、銀座から屋敷に戻ったら周にボコられて障害持ちに。結婚と離婚を繰り返して韓国でタトゥーアーティストになった壱子の元に、ダリアの花の絵を持ってアリア(たぶん)がやってくるけど、それを思い出せないエンディング。
「システムエラー」四章六話:周の部屋 or 噴水 で噴水を選択。厨房 or 応接室 で厨房を選択する。アリアのカフェオレを飲んで、丸一日寝てしまう壱子。その間にアリアは旅立ち、壱子はクビになり、屋敷を手放す周。年月が経過し、堕落した壱子が描かれる。
「Persona 1 God」五章四話:準備室へ行く or 特別室へ行く。準備室へ行くを選択。壱子が周に首をしめられている。その後、スキャンダル本を出版した、北川アリアとして生きる壱子が画面に映っておしまい。
「ピリオド」五章四話:準備室へ行く or 特別室へ行く。特別室へ行く選択。周に殴られておしまい。
「RUN FATHER RUN」五章ニ話:アリアと一緒にいる or ラズベリーパイ。ラズベリーパイを選択。屋敷を脱出して二人は生きていく。サイドストーリーで一緒にお風呂に入る演出も解禁。たぶん真エンド。
PS4版・PS5版で発売する時は、トロフィーが面白いことになりそう
ストーリーの要約(7月4日に追記・更新)
公式でも注意喚起がありましたし、この項を読むとゲームをする楽しみがぐっと減っちゃうかもしれないので、クリア後に確認するような形で読んでいただければ幸いです。
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周に女中として雇われた壱子だが、アリアには好かれずに思い悩む。しかし、壱子に絵が描けることをきっかけにアリアに気に入られ、壱子は岩倉家に受け入れてもらう。アリアは壱子に絵を描いてもらうため、カンバスをプレゼントする。
壱子が部屋を漁っていると、受胎調整薬を見つけてしまう。アリアがお客さんに体を売っていると勘ぐるが、壱子の勘違いだと判明。アリアは男に興味を持ったことがなく、もしもの時のために周に渡されたとのこと。
傷ついた足が翌日に完治したり、書斎で過去の写真を見つけて年齢の計算が合わなかったり、アリアの体質を疑問に思う壱子。客人に足をスリスリされるアリアの様子を盗み見た壱子は、再びアリアに対して嫌悪感を持つように。
剣や銃が飾られた準備室の存在を知ってしまった壱子だが、それがアリアと周にバレる。その場でアリアがナイフで腕を切り、痛みを感じない体質であること、その体質から宗教:天遣会の神の子として崇められていることを語る。一定の寄付金を受け取ることで、信者の苦しみをアリアが体を以て代行する話を聞く。
ちなみに、選択によっては、アリアと周に血の繋がりがないことが語られる。
今までよりも深くアリアのことを知った壱子は、アリアとの関係性が深まる。そんな中、周がアリアを準備室で刺しまくって口笛を吹くところに遭遇してしまう。また、周と最初に出会った時に買ってくれた絵も、倉庫の奥に放置されていたことも発見。以降、壱子は周に対して嫌悪感を持ってしまう。関心がないからこそ、人に優しく出来る人がいるなんて知らなかったと学ぶ。
壱子がおつかいで銀座に外出するが、帰宅するとアリアが信者にボコられていた。壱子は周に怒りをぶつけるが、アリア自身が選んだことだから、と相手にされず。アリアは以前とは異なり、体に痛みを感じるようになる。
壱子は地下の特別室を発見し、アリアの誕生日に儀式を行うことでアリアを殺したい、という周の本性を知る。が、一方でアリアも死にたがっていることを知った壱子は、屋敷を出ていくことを決意。アリアに感情をぶつけ、引き止められながらも雨の中外に出る。が、なんだかんだで屋敷に戻る(もう出ていく! → 待って! 外は雨よ→ 私のことよりも雨に濡れる方が嫌なんだ→ みたいな茶番を繰り広げたことで)二人の絆はより深まる。
アリアは死にたがっていたことを反省。アリアを描いた油絵を、壱子は完成させる(特別室に飾られる・白髪と黒髪の2パターンあった)。
アリアは、本名が岩倉ゑる であることを壱子に告白。母の形見のスプーンにElと掘っていた意味もここでわかる。二人でこの屋敷を出ていこうと決意するが、周の登場で頓挫する。壱子だけは逃げてと言われて屋敷を出るが、やっぱり特別室へ→アリアを助け出す→庭師の宗助の助けもあり、脱出に成功。二人で生きていく。
周を見切った明里は、屋敷に弁護士を行かせる。周の破滅を予期させるような展開でおしまい。
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まとめ
面白かったです!
おそらく真エンドを最初にみてしまったことで、やや呆気なかった部分はありましたが、、、ストーリー構成も美しく、文章の一つひとつが推敲されているのも伝わってきました。声優さんの配役も完璧ですし、音楽も雰囲気に合っています。なので、美意識が随所に感じられる作品だった、と感じています。
ただ、文章を読むのが苦手な方、芸術系の夢を追っていたのに夢が叶わずに堕落している中高年の方などにはおすすめし辛いですね。